2011年01月30日
農と人間~山村から見える風景(加筆)内山節立教大学大学院教授
日曜日、静岡市からの仕事の帰りに聴くラジオ番組があります。
それは「日曜カルチャーラジオ」 NHKラジオ第2 文化番組です。
講師はいろいろな方で、思わず引き込まれてしまうお話や、そうでないものも
ありますが、今回の哲学者の内山節(たかし)教授の話は興味深いものでした。
テーマは「農と人間~山村から見える風景~」
講師:立教大学大学院異文化コミュニケーション研究科特任教授 内山 節 氏
何が良かったかについて書き始めると、かなりの長文になりそうなので、
時間がある時に、ゆっくり書ければと思います。
1/9 村の自由、都市の自由 ―自然・共同体とともに生きる意味
1/16 伝統社会と街道 ―地域における交流の意味
1/23 農のある世界 ―農業とは何なのか
1/30 戦後史の転換期のなかで ―自然と結ぶ、他者と結ぶ
・・・・お話、すべてを聴けたわけではありませんが、とても興味深く
素晴らしいお話が多かったです。
群馬県上野村の村人の皆さんとのコミュニケーション、
釣り人の立場から、畑を持ち、農業を営み、村の人たちとの
交流が深まっていく過程。
また、今日は、きつねやたぬきを含めた、自然との共生のお話。
昔の日本、日本人が持っていた優しさ、思いやり、暮らしの中の温かさ。
新見南吉さんの童話「ごんぎつね」を思い出すようなお話もあり
人の心の優しさを感じる内容でした。
素晴らしかったです。
【プロフィール】
内山節(うちやま・たかし)
1950年、東京生まれ。高校卒業後、書籍などで自らの思想を発表しながら活動。
1970年代から現在まで、東京と群馬県上野村との二重生活を続け、
上野村では農業と森を歩く暮らしを実践。自然と労働についての著作のほか、
森林問題にも造詣が深く、NPO法人森作りフォーラム代表理事をつとめる。
2004年から立教大学大学院異文化コミュニケーション研究科特任教授
『自然と人間の哲学』(岩波書店) 『怯えの時代』『「里」という思想』(新潮社)
『農の営みから』『自然と労働』(農文協)『山里紀行』(日本経済評論社)
『哲学の冒険』(平凡社)『日本人はなぜキツネにだまされなくなったのか』(講談社)
Posted by プロジェクト8 at 21:13│Comments(0)
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