Twitter・マーケティングの未来図

プロジェクト8

2010年03月16日 21:38



これが昨年の10月2日の講演での話なのですから、津田 大介 氏は、凄いですね!

結論から言えば、この予測は、的中し、今、ツイッターはキャズムを超えました。

多くの企業が、新しいマーケティングのツールとして、積極的に活用を始めています。

私たち起業家も、スピーディーに、取り入れ、成果を上げなければなりません。

以下、記事の全文を掲載いたします。

メディアジャーナリストの津田大介氏は2009年10月2日、

翔泳社が東京都内で開催したイベント「MarkeZine Day 2009」で、

「Twitterでマーケティングはできるのか」と題して講演した。

津田氏はマイクロブログサービス「Twitter」自体の特徴や、

自身が2年以上利用し1万4000人以上のフォロワーを持つ経験を基に

「間違いなく使えるし、やるべきだ」とマーケティング活用を勧めた。

津田氏はまず、Twitterはメディアなどで取り上げられて注目度が高まっており、

日本国内のユーザー数は「有効アカウントは20万~50万人の間で、

100万人弱が使っている」と推測。

そして、「mixiのユーザー数は実際の利用率も考えると1000万人規模なので

その10分の1だが、キャズム(深い溝)を越えつつある」という現状認識を示した。

【参考】今年1月のデーターで、2152万人の米国に次ぐ2位となりました。

そして、Twitterの特徴として

「リアルタイム性」「伝播力が強い」「オープン性」

「独特のゆるい空気感」「使い方の自由度が高い」「属人性が強い」の

6点を挙げてそれぞれを解説した。


リアルタイム性については、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の「mixi」と

対比しながら説明した。

違いの一例として、「mixiと Twitterは数分か数秒の違い」と表現。

書き込みへの反応は、mixiでは早ければ5分程度である一方、Twitterでは早ければ数秒後。

津田氏は、「SNS(の広がり)以降、ネットのポスト(投稿)の反応は

快楽が得られると意識され始めた。

Twitterではそれが短いスパンでどんどんもたらされるので

1日中離れられない中毒性を生んでいる」と解説した。

 伝播力の強さについては、「放送メディアに匹敵するブロードキャスト力」と、

Twitterの強さを端的に解説。

インターネットで数百万人に同時に情報を送ることはサーバーへの負荷の問題で

難しかったが、Twitterが実現したという。


加えて、特定のテーマのつぶやきに共通で付ける「ハッシュタグ」、

ほかの人のつぶやきを自分のつぶやきとして再発信する「ReTweet」などの

仕組みにより、伝播力がより強化されていると説明した。

一方、デマ情報も一気に広がる可能性があることを課題として挙げた。

津田氏はこれらの特徴から、Twitterのマーケティング活用の可能性について言及した。

まず、その目的を「情報発信・PR」「ユーザーサポート」「ブランディング」の3点あると整理。

その上で、ユーザーから得られるものとして、「ダイレクトでリアルタイムな反応」、

「ユーザーがどこでつまづいてるのか」といったサポート的な情報、

「Twitter上でブームが起きる過程」が調べられるという3点を挙げた。


津田氏は、Twitterを「マーケティングには間違いなく使える」と断言。

取り組むべき最大のポイントとして、コストが安いことを挙げた。

無料でアカウントを開設でき、担当者が1人いれば情報発信できる。

さらにTwitterには「ゆるい雰囲気」があるので、企業もできる範囲で取り組む

“ベストエフォート”が許される環境にあるという。


ただ、Twitterは面白い発言がフォローを集め、クチコミで広がるためサービス。

「社内で面白く、トラブルに対応できる人間を捕まえて Twitterをやらせる」(津田氏)ことで

いろいろなノウハウが得られるだろうとまとめた。

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およそ半年前に、ここまで予測されていた津田さん、流石です。
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